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東京の往診道路事情

在宅クリニックは患者さんのお宅に赴いて診療を行うわけですから、往診ルートや地域や時間帯によって変わる道路事情について研究をすることが非常に大事です。

今回は東京都区部における道路事情について、私の知りうるところを動画にまとめました。

以下、書き起こしです。

東京の往診道路事情

今日はいつもと趣向を変えて、東京の地図についてのお話をしたいと思います。

何を話したいかと言うと、往診をする時に道路事情が非常に重要になってくるわけです。

何時頃、どのエリアで渋滞がひどいかということが分かっていれば、その時間帯に予定の往診を組むことを避けておけば非常に効率は良くなるということができるわけです。

東京では往診とか訪問診療というのは基本的に、クリニック拠点から半径16キロの距離まで行って良いというルールがありますので、東京だとそれぞれのクリニックの縄張りがオーバーラップしてるところが多く、あるところで開業したらいくつも離れた駅のエリアに往診に行くということができますのでオーバーラップが多いというのが東京の特徴だと思います。

しかし各エリアの特徴、特に道路事情をよく把握しておかないと効率の良い往診のルートを組めなかったり、ただ渋滞に巻き込まれているだけで無駄な人件費を垂れ流してしまったりということが、東京のデメリットの一つなわけです。

私がいろんなクリニックで働いてみて、東京一円いろんな場所に行ったことありますのでどういったエリアが問題のあるエリアなのかということをお話していきたいと思います。

逆に道路事情に問題があるエリアは参入したらしたで、他が入ってきにくいということでもありますので、それはそれで悪いことではないんですけれども、それぞれの場所の特徴を知るということが、東京のどんなエリアで開業する先生においても重要なことだと思いますので、気軽にこの動画・音声を聞いていただければというふうに思います。

まず左側に東京の簡単な地図を示しました。この図の右側にある丸い円が山手線のつもりです。その真ん中を中央線が走っているという図です。

そこからまず山手線に平行するように、西側に一本目が山手トンネル・山手通りですね。

山手通りの地下に高速道路が通ってるということです。で、その一本外が環七さらに一本外が環八の通りですね。


山手線から放射状に伸びるのが、大宮の方に行く高速道路です。
まず北の方から行きますけれども、池袋のあたりから出てるやつです。これは仲代とか通ってゆくゆくは大宮に行くと。あと外環道にぶつかるんですね。

新宿から出ているのは四号新宿線ですね。これが中央道になるわけです。

渋谷から出ているのが三号渋谷線。東側については今日はあまり触れないので割愛しています。

渋滞エリア

まず渋滞がひどいエリアについてご説明をしたいと思います。まず一つ目がこの池袋から埼玉の方に行くルート。このあたりが夕方に渋滞があって6時台7時台、場合によっては5時台から始まるかもしれません。

あとは夕方混むとの、このエリアと明治通りが朝は逆方向に渋滞が起きるということです。

それで、もう一つ渋滞がひどいエリアが山手トンネルと環八。それから四号新宿線と三号渋谷線に囲まれるこの台形のエリア。ここが18時から20時非常に渋滞していて全然車が動きません。

ですので特にこの二つのエリアに関しては、予定の患者さんを夕方には入れないようにしておく。往診に行かないといけない場合は、待てるんであればちょっとためておいて、空いてる時間帯に行くということをやって行けばスムーズに往診を回せると思います。

特徴

そして、東京の道路事情についてなんですけれども、右側の特徴というところに移りたいと思います。

基本的に東京の住環境と道路事情はそれぞれ相関していて、山手通りから東側は基本的には道路が碁盤の目状になっていて、人が住んでいるのがタワマンなどの居住形態で、人間が縦に格納されているのが東側の特徴です。道は比較的すっきりしていて、渋滞は碁盤目状ということもありますので一箇所に車が集中しない構造になっていますので、渋滞も起こりにくい構造になっているということがいえます。

西側はこの山手トンネルから西側のことですけれども、例えば区の名前で言うと練馬区・杉並区・中野区・世田谷区・大田区・目黒区あたりですかね。

この辺りは元々土地の起伏が多かったということもあったり、開発されたのが古かったということもあって、道が不規則なんです。碁盤の目状ではなく、蜘蛛の巣状になっていて道が細いということもありますし渋滞が起きやすい構造になってるということがあります。

そして人は基本的に一軒家に住んでいることが多く、平面的に人間が格納されているというのが西側の特徴です。

東側に関しては渋滞が起きにくいということがあり、住居に到達すること自体は早くて駐車場とかにも困ることは少ないんですけれども、タワマンに患者さんが住まれている場合は、入口から患者さんのお宅に到達するまで実は数分かかったりして、入口から患者さんのお宅、患者さんのお宅から入り口という往復を考えると意外と歩いている時間は長く、道路事情でイライラすることはないですが、住居がドアTOドアという面では道路がスムーズではあるものの、タワマンに住まれてる患者さんだったらタワマン内の移動のプラスの時間が少しかかってしまうということがあります。

タワマン内の移動時間も含めてもトータルで見ても、東側の方が比較的スムーズに患者さんのお宅に到達できるのではないかと思います。

対策

こういった道路事情とか、患者さんの住環境の事情を考慮して、対策をとるということなんですけども、特に渋滞のひどいエリア西側の対策ですね。こういったエリアでは渋滞がひどい時間には予定を組まないということ。先ほど申し上げたとおりですね。

渋滞がひどい時間の予定を組まないということと、あとこれを裏返すと往診に呼ばれそうな患者さんは渋滞がひどくならない時間帯にまとめて行ってしまうということも、一つの対策ではあると思います。

渋滞がひどい時間帯に呼ばれた場合は、待てる場合にはちょっと待っていただくのも手ですし、他の患者さんを回ってからとかちょっと後ろに回させていただくというのも手ではありますし、西側のエリアは先ほど申し上げたように道が蜘蛛の巣状で住宅地も古くて車が駐車ができないようなところも多いですので、ドライバーを雇わないといけないこともあるということをご理解されておくとよろしいかと思います。開業を予定されてる先生がいればですね。


逆に東側は路駐などもしやすいですので、広々とした道であれば路駐も出来ますし、緊急往診ということであれば基本的には公安委員会の駐車禁止等除外票も取りやすいですので、きちんとそういった公的な申請もしておくと、実際のいざ往診という時に役に立つかと思います。

今回は少し長くなりましたけれども、東京の往診における道路事情ということと、患者さんがどういった住環境に住まわれていることが多いかと言ったことを絡めて話をしました。

基本的に東京の往診と地図に関するお話をしました。

ご参考になれば幸いです。