【記録用記事】コロナ禍における医師の仕事事情

今般のCOVID-19の流行に際して、「stay home」の呼びかけや発熱患者診察時のPPE着用など、医師の働き方についても少なからざる影響がありました。

なかでも、「食いっぱぐれない」とすら言われてきた医師の働き口の一部がなくなってしまったことは多くの医師に衝撃を与えています。

この記事は2020年5月21日に記していますが、今般の騒動でどのようなことが起きていたのか、数年経ってから見直すために記録用の動画を撮影しておきました。

このブログおよびyoutubeチャンネルでは、医師の働き方についても私の試行錯誤も含めて発信していければと思います。

以下、書き起こしです。

こんにちは、裏医局長の在宅チャンネルです。

本日は2020年5月20日です。

世の中的に、新型コロナウイルス対策のための緊急事態宣言が、東京や大阪で解除されるか否かという判断がなされる直前の段階にあります。

今回は在宅医療の話とは少し離れて記録用の動画として、今般のコロナ下における様々な診療科やクリニックの仕事の状況・認識を、私が信頼できる先生からの情報や、実際自分が働いてみての肌感覚を含めて記録のために動画を撮らせていただいてます。

今回の騒ぎで色々な先生方が、ひどい話だと一方的に給料がカットされたり、お休みになったり、アルバイトが打ち切りになったりということがあったとおっしゃっています。

私自身は有難いことに実際そういったことはありませんでしたが、様々な診療科や働く形態で、そういった事例がある分野とない分野に分かれたという現状があります。

まず働き方の形態で、実際仕事が増えた(激増した)という話があるのが、やはりオンライン診療です。

政府の規制が緩和されたということもあって、実際にはコロナが流行ってる間の時限的な措置というふうに注釈はつけられておりますが、十中八九これは恒久化するだろうと皆さん見ており、今後の需要の増加を見込んで、各病院オンライン診療をしっかり増やしてるという状況にあります。激増しています。

一方で、外来診療が基本的に減ってるようです。

特に減ってるのは私の周りでは、病床が100床や200床といった単位の病院で、入院の収益だけでは病院の経営が成り立たない為、苦しまぎれにやっている外来です。そういった病院のアルバイトがかなり切られてしまっています。

外来については、診療科別の話もありますので、後ほど診療科別にお話をしたいと思います。

そしてこのチャンネル・ブログで扱っている訪問診療の領域に関しては、微増しているようです。

何故ならば、コロナウイルスを病院内に持ち込むのを避けるため、色々な病院で面会謝絶にしていて、重篤な状態であってもかなり限られた方しか、ご本人に会いに行くことができない。という状態になっており「うちのおじいちゃん・おばあちゃんに、一人病院で最後を迎えさせるのは可哀想だから自宅で看よう」というようなことをおっしゃっているご家族がそれなりにいるらしく、訪問診療が微増してるという話があります。

クリニックにもよりますが、積極的に看取りを行なっているようなクリニックでは、患者さんが平時よりは少し増えているというふうに伺っています。

そして訪問診療(同じ在宅医療の分野でありますが)の一見さんを見る往診の分野では、一般内科の発熱の外来と同じようなところが一部ありましたので、往診はどうやら減っているようです。そのぶんオンライン診療に向かっているという現況です。

次に、私が聞いている範囲の各診療科別の患者さんの増減のお話ですが、まず一番減ったという話を聞いているのが耳鼻科です。

耳鼻科は3月に花粉症の方々が、その年度初めて薬をもらいに行くような1カ月であるらしく、その時期にステイホームや三密といった言葉が始まった為、患者さんが激減してしまい一年間の利益をそこで叩きだすはずだったのに、叶わなくなってしまっているという話を伺っています。

次に内科は、慢性疾患というよりは基本的に発熱風邪くらいでは病院に行かないようにしましょう。というような雰囲気に国民もなってきていた為、若干患者さんが減っていて、更に発熱の患者さんがいるからという理由で、慢性疾患の病患者さんも不安な部分もありますが、クリニックから足が遠のいているような状況があるようです。

そして意外だったのが歯医者さんですが、唾液や鼻水に今回のウィルスが多く含まれるということと、処置でミストが発生するということで、感染リスクの観点から自ら一時休業をなさった先生方もいたそうです。また、患者さんも足が遠のいたというようなお話を伺っています。

そして外来でありませんが、一部の手術がコロナウイルスの関係で延期になったという話もあり、例えば外科系や麻酔科の先生のお仕事に影響が出たという話も聞いています

診療科別で唯一、ここは増えたというお話が多く出ているのが一部の美容形成です。

美容形成後の抜糸までの間、人に見られたくないという心理があるらしく、ステイホームの期間ちょうど人にバレずに手術ができるということで、一部のクリニックに患者さんがステイホームのおかげで殺到したというような話がありました。

というわけで今回は、コロナ下における各科クリニックの現状・認識を、私の聞いてる限りの噂と実際の肌感覚を含めてお話をしました。

今後とも在宅チャンネルをよろしくお願いします。

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